今日は介護タクシーで抗がん剤治療に行ってきやした。

介護タクシーは二回目ですが、段々本性を現した……ではなく正規料金になったためなのか、料金は普通のタクシーの2.5倍程になりました。
嗚呼アテクシの諭吉様(T_T)

でも自宅玄関から車まで、車から病院の車椅子までも車椅子で送ってくれるのは、本当に助かります。今、僕は本当に歩けなくなってしまったんですよ。自宅玄関から外の車まで行くのも不可能な状況で……本当に情けない(ToT)

さて、そんなこんなでようやくたどり着いた大病院。ここでも車椅子で、付き添いの母にかなりの負担をかけてしまいました。自分で車椅子を手で動かせる所は自分で動かしたんですが、何しろ初めての車椅子。どうしても動かせないバックなどは母に手伝ってもらいました。

そしていつものルーティン血液検査から心電図を撮って、まずは緩和ケアの有能女医S女医の診察。ですが、眠いの何のって。一つには足の痛みで夜中に何度も起こされたことによる寝不足と、大量の痛み止めを飲んだことによる眠気と、両方があるそうです。
ただ話を聞く限りでは、あまり状況はよくなさそう。

次の担当医I先生はどこかぽわんとしていて、母によれば「まだまだ青いね」という先生なのですが、今日の先生の行動で母の見方も少し変わったみたいです。
I先生は放射線治療の副作用であるリンパ節近辺の肌のジュクジュクに注目し、その炎症反応が足の痛みを増幅しているのではないか、との仮説を立て今日の診察は30分以上をかけて僕の股間のリンパ節近辺のジュクジュクを看護師さんとともに生理食塩水で洗い流し、軟膏を塗りガーゼを当てる、という作業に費やしてくれました。

おかげでスッキリ。
その後の母との病院レストランでのランチ&デザートでは、今までぽわんとしていたI先生
の突然の豹変と、僕のジュクジュクを見ながらずっと「痛いねえ、これは痛いよねえ」と突然キャラが変わったI先生の話題でずっと笑ってました。

それにしても足の痛みの原因を、血液検査の結果からジュクジュクの炎症反応にある、との仮説を立て抗生物質を処方してくれたI先生、ちょっと見直しましたよ。誰もそこに気づかなかったですからね。あとは仮説が証明されるのを待つばかりです。

追記
ちなみにこの日の抗がん剤治療は中止となりました。残ねーーん。